2018/02/18 20:18

いきなりお煎餅焼いてる写真載せました。

イベントの催事でスナップした写真です。画像が悪くてすみませんがイメージはこんな感じなんですが、焼き立てで思わず手を差し出したくなる様な仕上がりを表現してみました。
なんとなく醤油の匂いがしてきませんか?

革加工の工法で型絞りという加工方法があるんです。通常の絞り加工でも雄型と雌型を作って水分と圧力で絞り込んでいくイメージです。写真の様に一枚の素材を立体に形づけるだけでも結構な圧力が必要なんですが、素材が伸びる箇所や押し縮まるところなど、かなり引きちぎられる様な力がかかります。この工法を用いることで、革素材の可能性を存分に引き出すことができたら、面白い仕事ができると思って仕事場の地元が草加市なので、それじゃ!これだ!・・・しょうがない、ということです。

加工としては絞る工法ですので、雑巾を絞る様に水気が抜けて、形付いて固まるイメージですから、昔っからマネートレーやイタリアの小銭入れの様な、プクって膨らんだ様なお皿の様な形が一般的なんです。
そこにお煎餅の様な焼けた凸凹を表面に施す形付けってわりと斬新な作り方なんですよ。


要は、型が必要なんです。
お煎餅の形どうりにハンコの様にポコポコ型押しできれば簡単なんです。
実際に本物の草加せんべいを拝借してキャストしてつくりました。実は私ども型屋なんですこういうの得意なんです。そうやってできたのをメーカーさんに納めてきたのが本業だったんですが、自分で製品完成までやろうとお店を作った次第です
一杯出来たでしょ〜創作意欲も湧くでしょ〜

何れにせよ自分達と作り方の可能性を引き出してもっと表現して参りますので、楽しみにしてください

PS:2018 no799 モノ・マガジン特集号2月16日号に地方創生ブランドという特集に掲載して貰ってますそちらも見てね。